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0歳~離乳食期のあかちゃんって、まるで毎日変化を繰り返す"小さな怪獣"!お母さんにとっても、戸惑いの連続ですね。離乳食期のお子さんを持つお母さんたちの「なぜ?なに?」に「子どもと食」の視点からお答えします。
0歳~離乳食期の食生活…好き嫌い・ムラ食い
 最近、急に好き嫌いが激しくなりました。栄養バランスが心配です。無理に食べさせたほうがいいのでしょうか? (9ヶ月女の子・ノリコさん)
9ヶ月頃になると、今まで食べていたものを、急に食べなくなったり、ムラ食いをしたりするようになります。3回食が定着するのは11ヶ月を過ぎた頃、そして、ある程度きちんとした量が食べれるのは2歳を過ぎた頃と思っていたほうがいいと思います。

まず、好き嫌いであると、お母さま自身が決め付けていないかということも考える必要があります。毎日、同じ食品を、同じ調理法や味付けで食べさせていたりすると、赤ちゃん自身も味の変化を求めます。かといって、大人の味付けは早すぎます。
胡麻や海苔、きなこなどを使って、和えたり炒めたりして、味の変化をつけてあげることも大切です。

そして、一度や二度食べなかった食品を、嫌いと決め付けず、数日してから調理法や味付けを変えて与えてみてください。

赤ちゃんが元気な限り、栄養不足という心配はあまりしなくていいと思います。食べることを強要すると、子どもは心因性の食欲不振を起こし、幼児期まで尾を引くことになりかねません。

母乳やおやつの与えすぎによっても、食事の量が少なくなったり、野菜などのよく噛まないといけない食品に対しての好みが左右されます。
ご飯は白ごはんがおすすめです。ふりかけなどをかけると、それだけで味が付き、副食が食べにくくなることもあります。
無理やり食べさせるより、しっかりお腹をすかせて、規則正しい生活時間を身に付けさせてあげることも大切です。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…お茶や果汁はいつから?
そろそろ、おっぱいやミルク以外のものも飲ませようと思うのですが、お茶や果汁を飲んでくれません。水分が足りているのか不安です。おっぱいやミルク以外の水分は、いつ頃、何から始めたらいいですか。(3ヶ月女の子・ミルキーママさん)
離乳食・準備食開始の時期で、月齢以上に重視して欲しいことは、赤ちゃん自身の受け入れる態勢を示すサインです。

ひとつは、親が食事をしていたら、それをじっと見ていたり、口をモグモグと動かしていたり…そんな姿が見られたら、お茶(番茶)を薄めて1さじから始めます。果汁なら、できるだけ生の果物から絞り、薄めることです。100%のジュースでも、濃縮還元のものは、ジュースの原材料となるものを輸入している場合が多く、ポストハーベストの問題も考えられるため、国産のストレートと表示されているものを選び、薄めて与えます。できるだけ季節の果物を利用されると安心です。

初めてのお茶や果汁は、お湯で薄め、風呂上りなどに湯さまし程度に与えます。与えすぎると下痢の原因にもなります。この段階のお茶・果汁は栄養価としての見方より、上手くスプーンでごっくんと飲み込めるかどうかを重視しましょう。
赤ちゃんにとっては、口唇を開いてスプーンを受け入れることは大変な作業です。そして、口の中に入れたお茶を、口唇をしっかり閉じて飲み込むという動きは、毎日の練習で上手になります。
始めは、口唇を閉じずにごっくんしようとするので、口の周りからこぼれます。
与える時間は、お母さんのゆとりのある時間を選びます。状況によっては、午前午後とまちまちになりかねませんが、できるだけ毎日同じ時間となることが理想です。この時期は、母乳やミルクは飲みたいだけ与えます。

調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…離乳食がすすまない…
離乳食がうまくすすみません。どうしたらいいのでしょうか?(6ヶ月・男の子)
赤ちゃんはそれぞれみんな発達が違います。ですから、多少すすみ具合が遅くても、育児書や他のお子さんと比べたりせず、そのお子さんに合わせたペースでゆっくりと進めてあげるのが一番です。
また、今食べさせている調理の形態に問題がある場合もあります。赤ちゃんの口の中に入ったとき、ザラザラしていたりモサモサしていたりすると、赤ちゃんによってはなかなか食べにくいこともあります。調理する際に、口あたりを良くするためにとろみを付けたり、食品の固さに注意してみてあげてください。どんなものが食べにくいのか、どのような状態の調理をすると食べやすくなるのか、普段から注意して、いろいろ試してみるのもいいと思います。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…後追いが激しくて
後追いが激しく、少しでも離れると大泣き。結局、主人が帰った夜しか離乳食を作ることができず、夜遅い時間の食事が定着してしまいました。どうしたらいいのでしょうか?(8ヶ月女の子・スイカさん)
 後追いされるとお母さんもつらくて、すぐ抱っこ…ということになりかねませんね。しかし、夜遅い食事は、大人にとってもそうですが、胃に大きな負担をかけます。赤ちゃんにとっては大人以上の負担になります。
 ご主人のいらっしゃる時間に、少し多めに作って冷凍しておいたり、赤ちゃんがお昼寝をしている時に、作りおきをしておくなど、方法はいろいろあります。まずは、生活リズムを戻してあげることを考えましょう。2回食なら、朝と昼が理想的です。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活・・・食欲がない
離乳食をあまり食べず、体重も他の子と比べるととても軽い方で、とても心配です。(1歳男の子・アッコさん)
 赤ちゃんにも、大食・小食と、いろいろなタイプがあります。体重が軽くても元気なら、今は心配されない方がいいと思います。あまりお母さんが心配しすぎると、かえってその気持ちが赤ちゃんに伝わり、食が進まなくなることもあります。

 食品の軟らかさに注意したり、いつも同じ献立から抜け出して、目で見ても楽しい食事にしてみることもいいと思います。外でたくさん遊んでお腹をすかせてあげるのも大切ですね。食事と食事の間のおやつや飲み物が多いと、食事の時の食欲もなくなってしまうので注意しましょう。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…アレルギーを防ぐには
母親がアレルギー体質なので、子どもの離乳食には気を使います。アレルギーにならないために、離乳食ではどんなことに気を付けたらいいでしょうか。  (5ヶ月女の子・チョコバナナさん)
 まずは、同じ食品を毎日使用しないことも大切です。もちろん、母乳育児をされていたら、お母さん自身の食事にも同じことが言えます。

 たんぱく質の卵や青魚などは、1歳になって体調の良い日から始めても遅くはありません。初めてたんぱく質を加えた食事をさせるときは、豆腐や高野豆腐、皮をとったうずら豆などから与えていきます。そして、次に白身魚や鶏肉(脂のないささみから始めましょう)、牛肉の順に進めていきます。

 食生活以外では、衣類や室内で飼う動物の毛などにも注意する必要があると思います。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…遊び食べ
最近、遊び食べがひどくて、なかなか食事が進みません。せっかく離乳食を作っても、ほとんど食べないのでイライラしてしまいます。(10ヶ月女の子・ネネままさん)
 せっかく作った離乳食を食べてくれないと、お母さんとしてはイライラしてしまいますよね。遊び食べはお子さんの発達の証拠ですから、食べものや食器に興味を持ち、スプーンで叩いたり、食器を投げたりする姿はこの頃によく見られます。
 ですが、食事時間はせいぜい30分位にして、様子を見て片付けましょう。遊びと食べることのけじめをつけることも大切です。
 食べることに集中できない理由として、しっかり空腹感を味わっていないこともあげられます。食事以外の時間はしっかり遊ばせて、間食も少なめにして、食事の時間にはお腹がすいているようにしてあげることも大切です。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…うまく噛めない
7ヶ月の女の子がいます。食べ物をあまり噛まずに飲み込んでいるようで、うんちにそのまま出てきます。どうしたらいいのでしょうか?(7ヶ月女の子・アヤノさん)
 歯の生え方によっては、つぶすことが難しい食品もあります。噛まないで丸飲みしてしまうのは、食品の調理の仕方が硬すぎるのか、柔らかすぎるのかということがあげられると思います。
 「ちゃんと噛みなさい」と言って聞かせるより、お母さん自身がお子さんの目の前で、お口の中でモグモグカミカミをやって見せてあげてください。毎日繰り返して教えてあげることで、お子さんも真似して噛むようになります。そんな時は、しっかり誉めてあげてくださいね。パンの耳をおやつとして持たせ、カミカミの練習をするのもいいでしょう。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…卒乳
離乳食後期に入り、よく食べるほうですが、未だにおっぱいが止められません。うまく卒業させる方法を教えてください。  (1歳男の子・だい君ママ他)
9~10ヶ月以降は、食事から栄養が十分摂取できるようであれば、授乳を止めてもいいとされる時期です。しかし、赤ちゃんが嫌がっているのに、無理やり断乳に踏み切るのはどうかと思います。
この日と決めて卒業させる断乳と、自然におっぱいから離れていく卒乳があり、その時期については、最終的にはお母さんの考え方次第だと思います。おっぱいのない寂しい気持ちを受け止め、一緒に遊ぶ時間を大切にしたり、十分に抱っこしてあげるなど、母子間のスキンシップを大切にしてあげてくださいね。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の食生活…食べ過ぎてしまう子ども
現在、8ヶ月です。よく食べる方で、1日2回食では足りず欲しがるとつい食べさせてしまいます。このままでは肥満体質になるのではと心配です。(8ヶ月・女の子)
 1日2回食で進めていらっしゃるようですが、朝昼夜プラスおやつの3回食にしてみてはどうでしょうか。たくさん食べてくれるのは、お母さんとしては嬉しいものですが、小児成人病予備軍になると心配です。炭水化物の食品(ご飯、パン、麺類)を控えめにし、脂肪分の少ないものを選ぶようにしましょう。発育に欠かせないタンパク質は3食きちんと、メニューに加えることがポイントです。ダイエットという考え方はせず、食事回数を増やし、量より質を心がけ、よく噛んで食べていくことを教えてあげてください。
調理師 石飛千賀子先生
0歳~離乳食期の歯…うまくごっくんできない
離乳食を始めてひと月になります。液状、ペースト状のものを、うまくごっくんできず、だらだらこぼれてしまいます。舌や顎の発達が遅いのでしょうか? (7ヶ月男の子・ヒロ母さん)
食べる機能の発達は個人差があり、本に載っているような「離乳初期は5〜6ヶ月」などを見てあせることはありません。
あせって離乳食の食形態を進めたりすると返って機能の発達の妨げとなることもあります。

まず、唇が閉じることを確認して戴き、スプーンで離乳食を与える際、以下のことに気をつけてみましょう。

・正面を向いた座る姿勢はできていますか?

・食べ物をのせたスプーンを下唇において上唇がそれを取り込もうと動くのを確認するまで待っていますか?

・食べ物をスプーンで上唇の裏になすりつけたり、口の奥に入れ込んでいませんか?

このように、姿勢に気をつけ、食べ物を唇でしっかりとらえ、自分で舌を使って奥に運べるよう一口量が多くなりすぎないようにして食べる練習に取り組んでみて下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…診察を受ける心構え
虫歯ができてしまいました。赤ちゃんの歯医者さんに受診させる際に、どんな歯医者さんを選んだらいいでしょうか。また、こちらの心構えは?(8ヶ月男の子・なべちゃんさん)
「どんな歯医者さん・・・」というのは難しい質問ですが、まずはかかりつけの歯科医師に相談されてはいかがでしょう。
場合によっては、その先生が状況から判断されて適切な医療機関を紹介して下さるかもしれません。
一般的には「小児歯科」を標榜しているところになるのでしょうが、出していなくても良い先生はいっぱいいらっしゃいます。

心構えというのは大袈裟ですが、赤ちゃんのご機嫌の良い時間帯に予約をとられるのが望ましいでしょう。
基本的には午前中であることが多いのですが、個人差がありますので、日常生活の様子を見て戴いてお母さんが判断して下さい。
生後8ヶ月ですと、赤ちゃんは第三者に対し、当然まだ対応できませんので少しでもぐずりにくい(?)タイミングが良いでしょう。
お気に入りのおもちゃなども持って来て下さいね。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…歯磨きスタートの時期
ハミガキはいつから始めたらいいでしょうか?(4ヶ月女の子・あみちゃんさん)
乳歯が生え始めるのは、平均的には生後6〜8ヶ月頃で、下の前歯からが多いようです。
この頃から、ガーゼで拭いてあげるぐらいから始めて戴き、家族の方が歯磨きをしている場面を見せてあげたり、歯ブラシを一緒にもたせて、口の中に入れてみたりと、慣れさせてあげることも必要だと思います。

生後10ヶ月頃から上の前歯も生えてきますが、歯ブラシの感触に慣れてきていたら、機嫌の良い時を見計らって、力を入れ過ぎないように、手早く歯磨きをしてあげて下さい。
この頃が、歯磨き習慣のつけ時とも言えるでしょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…サプリメント
母乳育児をしています。授乳で子どもに栄養を取られるので、サプリメントを使ってカルシウム補給をしたいのですが、どんなサプリメントを選べばいいでしょうか。(4ヶ月男の子・ちかちゃんさん)
カルシウムを主体としたサプリメントも数々出ていますね。
どれがいいとはなかなか言い難いものがありますし、私としては、できれば本来の食事の食材の中からカルシウムをとって戴きたいと思います。
小魚類や、牛乳でしっかり補給して下さい。

また、カルシウムは消化吸収しにくい栄養素です。カルシウムの吸収率を上げるにはビタミンが必要ですから、野菜もいっしょにバランスよくとる必要があります。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…うつ伏せ寝の影響
うつぶせ寝は歯並びが悪くなると聞きますが、本当でしょうか。 (8ケ月男の子・カゲヤマさん)
うつぶせ寝はSIDS(シズ:乳幼児突然死症候群)との関連が問題となりましたが、まだ乳歯もはえそろってない乳児にはあまり関連がないように思われます。

顎の変形や、顎関節への悪影響もゼロではないかもしれませんが、現在あまり問題にされてないようです。

もっと大きくなってからの指しゃぶりだったり、ほおづえなどの悪習癖は歯並び、噛み合わせに問題を起こさせる場合がありますので気をつけましょう。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…噛み合わせ
上下の噛み合わせが逆です。早めに治したほうが良いですか。(1歳2ケ月女の子・千春さん)
上下の噛み合わせが逆のことを反対咬合といいますが、歯の傾きの異常で起こる場合(歯性)と、上下の顎の大きさの不調和で起こる場合(骨格性)があります。

歯性の場合は永久歯に生え変わる際に自然に治ってしまうこともあるので、当面は様子を見ておいて戴ければいいのですが、骨格性の場合は成長に伴って、反対咬合の程度も大きくなっていくことが多いので早いところで3~4歳頃から治療を開始する場合もあります。
成長のペースにあわせて治療を休憩したり、再開したりしながら、顎の骨の成長の落ち着く15~17歳頃まで様子を見ていくようになります。

3~4歳ぐらいまで様子を見て明らかに下の顎の成長が早いようでしたら、矯正歯科の専門の先生に相談されるとよいでしょう。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…フッ素
フッ素はいつごろから塗れますか。(1歳男の子・プチトマトさん)
 フッ素は歯の表面にあるエナメル質を強化したり、歯の再石灰化(少量のエナメル質の損失をカルシウムを取り込んでその損失を補うこと)を促したり、むし歯菌の活動を抑制させたりとむし歯の予防効果の高いことがわかってきました。
 このフッ素の応用法には、歯科医院で塗ってもらったり、フッ素入りの歯磨き粉やジェルを毎日お家で使ったりします。どちらでも、歯が生えてきたら始めていいと思いますが、最初は少量にして、お口にたまったつばをしっかり出せるぐらいになってからでいいと思います。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…口臭について
うちの子は、まだ10ケ月なのにすでに口臭があります。できるだけ歯はきれいにしているつもりなのですが、どうしてでしょう。(10ケ月女の子・angeさん)
 夜中寝ているときはお口の中にだ液の出る量は少なくなります。そうすると朝起きたばかりの時等、特に何も問題がなくても多少の口臭を感じることは多くあります。これを生理的口臭といいますが、問題はありません。
 それとは別に、お口の中が汚れていたり、むし歯があったりすると口臭があるのはもちろんですが、熱があったり、口呼吸といって、呼吸のほとんどを鼻からではなく口だけで行っていたりすると、お口の中が乾きやすくなって口臭も出やすくなる場合があります。あまり気になるようでしたら、体調の確認とかかりつけの医師、歯科医師に相談して下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…歯磨き剤はいつから?
何歳ぐらいから、歯磨き剤を使い始めたらいいでしょうか。(1歳男の子・ゆうきママさん)
 一般的には歯磨き剤は、ぶくぶくうがいができるようになってからでよいと言われています。基本的には歯磨き剤は使わないで磨いたほうが、泡立ってどこを磨いているのか判らなくなったり、口の中に唾がたまり易くなって歯磨きを短時間で終えてしまい易いということがなくて、しっかり磨けると思います。
 ただ、最近はフッ素入りのものが多く販売されており、これはむし歯の予防に有効とされていますので、活用されるといいでしょう。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…歯が生える順
上の前歯が、下より先に生えました。普通は下が先に生えると思いますが、うちの子は変なのでしょうか。 (7ケ月女の子・プーチさん)
 おっしゃるとおり、下の前歯から生えるのが一般的ですが、まれに上の前歯から生えてくるお子さんもいらっしゃいます。
異常ということではありませんので心配はいりません。
 
 私と仲のいい歯医者の先生のお子さんも上から生えてきたとおっしゃってましたよ。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…歯が生えるのが遅い
もうすぐ11ケ月なのに、まだ歯が1本も生えません。すごく心配なのですが、発育不良なのでしょうか。 (11ケ月女の子・バーバママさん)
 一般的には6~7ヶ月で最初の乳歯が下あごの前のほうの歯ぐきに生えてきますが、個人差はけっこうあります。生後1年ぐらいは様子を見て、それでも生えてこなければ歯科医師に相談してレントゲンを撮ってもらうなど検査してもらうといいでしょう。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…歯がためのおもちゃは必要?
うちの子は歯固め用のおもちやを嫌がります。歯固めは必ず必要ですか。(5ケ月女の子・カフェモカさん)
 赤ちゃんの口は、栄養を摂る器官でありながら、この時期はとても敏感な感覚器でもあります。口の中の粘膜や歯ぐき、そして歯にかかる力をうける歯根膜にいろいろな刺激を与えることによって、赤ちゃんの食べる機能の発達が一段と促されます。
 いろんなものを自分の口に入れてその感触を覚え、噛む心地よさを覚えて欲しいのです。歯固めのおもちゃである必要はありません。「あかちゃんせんべい」でもいいですし、お母さんが持ったままでパンの耳をしゃぶったり、噛んでもらったりして代用になるものを、探してみてはどうでしょう。軟らかめの歯ブラシでもいいですが、のどの奥に突っ込まれないよう気をつけて下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…断乳と歯の関係
おっぱいをくわえながら寝るのが癖です。虫歯になりやすいでしょうか。  (1歳2ケ月男の子・ryoさん他)
生後6〜8ヶ月頃で下の前歯(乳歯)が生えてきます。この頃が離乳の始まりとマッチするのですが、すぐに断乳というわけにはいきません。下の前歯は唾液が洗ってくれやすい位置にあるのでそれほど気にすることはないと思いますが、気になるのであれば、ガーゼ等で拭いてあげてください。
生後10ヶ月を過ぎると上の前歯が生えてきます。ここは、唾液での洗い流しが届きにくい場所なので歯ブラシの感触に慣れてもらって、歯みがきを習慣のなかに取り入れていって欲しい時期です。同時におっぱいを飲みながら寝つく習慣をなくしていく時期ともいえます。すこしずつその頻度を減らしていってください。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯…先天性歯
生まれたときから、小さい歯のようなものがあります。このまま放っておいていいのでしょうか。(3ケ月・男の子)
 赤ちゃんの歯は、一般的には生後4〜6ヶ月で下の前歯から生えてきます。まれに生まれたときからすでにそこに歯が生えていたり、生後1ヶ月以内で生えてくる場合があります。これを先天性歯といいます。先天性歯は通常よりはやく生えてくるので、歯の表面や根っこが完成してないこともあり、色が黄色かったり、歯がぐらぐらしていることもあります。その歯の先がとがっていて授乳中に舌を傷つけるようなことがなければ、そのまま様子を見て戴いていいと思います。もし、舌を傷つけているようであれば、とがっている先端を削って丸めたり、プラスチックの材料でカバーしますので歯科医院に相談して下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期の歯
5ヶ月になり、下の歯が生え始めました。まだ離乳食は始めていないのですが、もう虫歯対策をした方がいいのでしょうか?(5ヶ月・男の子)
下あごの歯ぐきから前歯(乳歯)が生えてくるこの頃が、一般的には離乳開始に適当な時期と言えるでしょう。歯が生えてくると「さあ、歯ブラシで磨こう!」となりがちですが、いきなりでは痛がって嫌がります。特に、口の中心にある前歯のあたりがいちばん敏感なので、最初はガーゼで拭くことから始めて、徐々に慣らしてあげて下さい。そして、歯ブラシを口に入れてもよいおもちゃのひとつとして、持たせてあげて遊ばせて下さい。それに加えて、家族で一緒に磨いてみせたりして、磨く雰囲気に慣らして、日常的な習慣として意識させるようにしましょう。お子さんが歯ブラシを口に入れて磨き遊びを済ませたら、仕上げ磨きをしてあげて下さい。また、離乳を始めていくこの時期の味覚形成は大切です。虫歯を作りにくい食習慣をつける意味でも、甘みをつけ過ぎない、素材の味を覚えてもらえるような強い味付けをしない離乳食が望ましいと思われます。甘味に慣れてしまうと、成長に伴ってより強い甘味でないと満足しなくなってしまいます。このあたりが最初の歯が生えた頃の虫歯対策として考えて戴きたいところです。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
0歳~離乳食期のからだ …赤ちゃんの抗体
赤ちゃんは、生まれた時には、お母さんの体から病気に対する抗体をもらっていると聞きますが、その抗体は何ヶ月頃までありますか?何ヶ月ぐらいから病気にかかるようになるのでしょうか?(2ヶ月女の子・そのみママ)
●赤ちゃんはお母さんから「移行抗体」という抗体をもらっているので、生後しばらく感染にかかりにくいといわれています。

●感染にかかりやすくなるのは、以前は6ヶ月以降とされていました。

●最近では4ヶ月頃からいろいろなウイルスに感染するようになるといわれています。
早まった理由は、最近のお母さんが予防接種により抗体を獲得しており、その後感染にさらされることも少ないために抗体の値が高くなく、したがって赤ちゃんへの抗体移行量も少ないために減少が早いようです。

●母乳の投与、未熟児出生、兄弟の存在、保育所への早期入所などさまざまな要因も関係しますが、一般的に乳児期後半にはよく感染を起こすと考えた方がよいでしょう。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…感染症<突発性発疹>
「突発性発疹」とは何ですか?みんなが罹るものなのでしょうか?(5ヶ月女の子・アジアンさん)
●病原体:ヒトヘルペスウイルスの6型と7型の2種類があり、二度がかりを起こすことがあります。一度かかるとその人の唾液腺にい続けて、唾液の中へ出ます。

●好発年齢:生後6~7ヶ月がピークとする生後1年以内の乳児です。

●症状:突然高熱が出現し、3日位続いて解熱したと思ったら、顔と体に発疹が出るのが典型的です。

●感染経路:赤ちゃんの身近にいる親や兄弟の唾液の中にウイルスが出ています。お母さんからの移行抗体がなくなる時期に感染します。そのため、赤ちゃんが生まれて初めて高熱を出す原因の半分位をこの突発性発疹が占めるといわれています。

●罹患率:2~3歳までにほとんどの子ども達が抗体陽性となります。症状が典型的でない場合も多く、不顕性感染(症状の出ない感染)は20~40%と報告されています。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…アレルギーと予防接種
食物アレルギーを持つ子は、受けない方がいい予防接種があると聞いたことがありますが、本当ですか?(6ヶ月男の子・胡桃さん)
●ワクチンによるアナフィラキシーという強いアレルギー反応を起こす頻度はすべての子ども達で100万回に1回位とされています。
この確率が食物アレルギーなどアレルギー疾患のあるお子さんですと少し高くなります。

●食物アレルギーの中で卵アレルギーのあるお子さんはいくつかのワクチンを接種する際に注意が必要とされています。
麻疹(はしか)、ムンプス(おたふくかぜ)、インフルエンザの各ワクチンです。
それぞれ卵の成分がごくわずかに含まれています。
卵を完全に除去するように主治医の指示を受けておられる場合は皮内テストなど簡単なアレルギーテストを、当日受けてからワクチン接種を行ったほうが安全でしょう。

●インフルエンザワクチンについても卵アレルギーのあるお子さんでは注意が必要ですが、ワクチンの有効性と安全性を考慮し、さらにインフルエンザへ有効な抗ウイルス剤が使えるようになった現在では、強い卵アレルギーのお子さんには積極的にワクチン接種はお勧めしておりません。

●アレルギーの程度にもよりますので、是非かかりつけの小児科の先生とご相談いただいて前向きにご検討いただくのがよいかと思います。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ
そろそろ離乳食を始めようかと思っています。子供の離乳食でアレルギーに関して気をつけたほうが良いことはありますか?(5ケ月・男の子)
食べ物が関係するアレルギーとは食物アレルギーとアトピー性皮膚炎が代表です。食物アレルギーとは食べ物が原因で蕁麻疹などのさまざまな全身症状を起こす病気です。食べ物を摂取してから比較的早い時間に発症します。アナフィラキシーというひどい症状を起こすこともあります。一方、アトピー性皮膚炎はさまざまな原因で発症しますが、乳幼児では食物アレルギーが関係していることが多いとされています。食べ物を摂取してから比較的時間がたってから症状に影響します。
●食物アレルギーは近年増加しています。
アレルギー疾患全体が近年急増しています。食物アレルギーはその代表ともいえるでしょう。母乳を与える期間が短くなったことや食事の西洋化が原因とされています。
●3大食物アレルゲンは卵、牛乳、小麦です。
どういう食物がアレルゲンになりやすいかというと、頻回にたくさん食べるたんぱく質の多い食べ物で地域特異性もあるといわれています。
●赤ちゃんの消化機能が不十分な段階でタンパク質性食品を多く与えると食物アレルギーを招く恐れがあります。
これまで離乳食の進め方として人は食べ物を異物として感じないために知恵を働かせてきました。①少しずつ食べなれていく。②完全に加熱する。③鮮度のいいものを。④同じものを食べ続けない。
●アレルギー疾患予防のための離乳食の進め方
①生後6ヶ月より穀類、野菜、いも類から離乳食を開始しましょう。
②タンパク質のものは、魚貝類を主体として、鶏のもの(卵など)、牛のもの(牛乳など)は満1歳まではひかえましょう。
③大豆類(みそ、しょうゆも含めて)は生後10ヶ月から。
④満1歳後も卵、牛乳はひかえめに。
●自己流の除去食は危険です!
もともと除去食の効果については医師の間でも賛否両論あります。アレルギーを恐れるがために自己流の除去食を行うと大切な成長のための栄養バランスを損なう恐れがあります。専門の医師に必ずご相談下さい。

参考文献:
1.小倉由紀子他「小児科」第40巻、第7号、1999年。
2.三宅健「アレルギーなんかこわくない」講談社、2001年。
3.「保育園の食事&健康だより」芽ばえ社、2003年。
4.中村晋、飯倉洋治編「食物アレルギー」永井書店、2002年。
5.飯倉洋治「新・アレルギー読本」フジメディカル出版、1999年。
(回答者:田草雄一)
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…母乳育児
母乳に含まれるダイオキシンが気になり、母乳育児に疑問を感じています。心配しすぎでしょうか?(3ヶ月女の子・ゆき)
ダイオキシンは環境ホルモン(内分泌攪乱物質)の一つです。発癌性、催奇形性、
性腺や生殖器への影響をもつ有害物質です。
ダイオキシンは脂肪に溶けやすく、母乳中の脂肪分にも含まれています。このため母乳を介して赤ちゃんに微量のダイオキシンが伝わってしまいます。

ただし、伝わるダイオキシンの量は個人差が大きく、現時点で赤ちゃんの異常の報告はありません。ダイオキシンの赤ちゃんの体に対する影響はまだ分かっていないことが多く、心配がないわけではありません。

それでは心配があるから母乳はやめたほうがよいのでしょうか?
答えはノーです。
なぜなら、母乳は赤ちゃんに対してたくさんのメリットがあるからです。例えば、お母さんとのスキンシップが保てること、消化・吸収がよいこと、免疫力を高めること、アレルギーを起こしにくいことなどです。
これらのメリットとダイオキシンなど環境ホルモンによるデメリットを考えた場合、母乳を続けるメリットの方がはるかに大きいと考えられます。是非自信を持って母乳を続けてください。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…うつ伏せ寝
自分で寝返りをするようになりましたが、よくうつ伏せになって寝ています。うつ伏せ寝はよくないと聞きますが、大丈夫でしょうか?また、やめさせたほうがいいようなら、何か方法はありますか?(7ヶ月・女の子)
まず「うつ伏せ寝はよくない」といわれるのは本当です。
乳幼児突然死症候群との関連で、原因は不明ですが、疫学的にうつ伏せ寝中の児に多いためです。

しかし、乳幼児突然死症候群は首がすわり、寝返りができるようになるまでの時期に多く、寝返りができるようになったのでしたら危険性は少なくなっています。したがって、自分でうつぶせ寝になってしまうのはやむを得ず、あまり神経質になる必要はなさそうです。

●うつ伏せ寝の利点としては
1)ミルクの消化がいい、嘔吐や誤嚥が少ない
2)首を上げるなどの運動発達が早い
3)頭の形がよくなる
4)よく寝るなどがあげられます。

●うつ伏せ寝の問題点としては
1)赤ちゃんの顔が見えず、不安感を生じて母子関係に影響する
2)柔らかい敷布団などを使用したときに窒息などの可能性が生じる
3)寝返りのできない時期では乳幼児突然死症候群の危険性が高まるなどがあげられます。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…ヘルパンギーナ
子どもが「ヘルパンギーナ」にかかりました。のどが痛いらしく、何も口にしようとしません。このままでは脱水症状になるのではないかと心配なのですが、どんなものなら食べたり飲んだりしてくれるでしょうか?(8ヶ月女の子・ゆうあんさん)
●まずヘルパンギーナはのどの奥に水ぶくれができて大変痛くなるのが特徴です。つばを飲み込むのもできにくくなるのでよだれが多いかもしれません。

●それを踏まえて食事のことを考えていただくとよいでしょう。
まず食事は無理をしなくて大丈夫ですが、その分「水分を十分あげる」必要があります。できれば一緒に糖分も補給できる子供用のイオン飲料などがよいでしょう。
もし食事を欲しそうであれば、「しみない、のど越しのよいものを与える」のがよいでしょう。プリン、ヨーグルト、ゼリー、アイスクリーム、冷やしたおじや、とうふなど。
小児科・アレルギー科 田草雄一先生
0歳~離乳食期のからだ…下痢のときの離乳食