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妊娠中のお母さんに、子どもと食をテーマに、妊娠中の食生活
・歯の健康・心のケアなど、さまざまな視点からアドバイス

 
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食育をキーワードに「食の楽しさ」「食の大切さ」を伝えます。日本食育コミュニケーション協会
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おなかのあかちゃんが成長する姿に、毎日どきどきわくわく期待でいっぱいの妊娠期。でも悩みや不安を抱えているお母さんも多いことでしょう。そんなお母さんたちへ、「子どもと食」をテーマに、専門家の先生たちからのエールをお届けします。
妊娠中のからだと食生活…母乳のための食事
母乳育児をしたいと思っています。おいしい母乳を出すために、妊娠中から心がけられることはありますか?(妊娠8ヶ月・あとぴママ)
妊娠中から米と野菜を中心とした食事をとりましょう。
やっぱり和食ですね。バランスのよい食生活は、おいしい母乳を出すことにつながり、それが赤ちゃんや家族の健康につながっていきます。

不足しがちなカルシウムや鉄分も和食から摂れます。
カルシウムには味噌・おから・のり・ひじきなどがいいですよ。牛乳や乳製品は摂りすぎないでね。

鉄分にはレバーがすぐに思い浮かぶと思いますが、海草・魚介類・ごま・緑色野菜にもいっぱい含まれています。

バランス良くいろんなものを、楽しく食べましょう。それが大事です。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…腰痛の対処
お腹が目立つようになってから腰痛に悩まされています。よい対処法を教えてください。(妊娠7ヶ月・トモチさん)
妊娠中の半数のママが腰痛に悩まされるようです。

なぜかというと、分娩時にママの骨盤の中を赤ちゃんが通りやすくするために、ホルモンによって骨盤と関節が緩むからです。

そして10kgほど増えた体重を支えなくてはいけないし、お腹も大きくなってくるのでバランスをとるために、上体を反らして歩くので腰が痛くなるのです。

対処法としては、運動不足による筋力低下を防ぐためにも運動がおすすめです。水泳、マタニティビクス、散歩もいいですね。
お風呂も血行が良くなって、痛みをやわらげてくれます。

日常生活では中腰姿勢をやめ、背筋を伸ばした姿勢を心がけます。長時間立ち続けるのも良くないでしょう。
腹帯でサポートするのも効果があります。
安静にしていても痛みがある時は、主治医に相談してください。

産後は自然に治りますので、なんとかのりきりましょう。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活
母乳で育てたいと思っています。おっぱいマッサージをした方がいいと聞いたのですが、いつごろから始めたらいいでしょうか?(妊娠5ヶ月)
お母さんも赤ちゃんも順調ですか?おっぱいで楽しい子育てをしましょう。妊娠後期になると乳腺も発達するので、乳房も少しずつ大きくなり、おっぱいを出す準備を始めます。でも赤ちゃんが生まれてからが本番なので、特に何かをするという必要はありません。お風呂に入ったときにきれいに洗う程度で十分です。赤ちゃんが生まれる前の手入れは、かえって乳首を傷つけてしまうことにもなりかねないのでやめておきましょう。乳首の先端が陥没している人は、注意深くつまみあげて外気に触れさせ、乳頭を清潔にしておきましょう。でも、もしお腹が張ってくるような感覚があったら中止します。ブラジャーは通気性の良いゆったりしたものを着け、締め付けないようにします。
 母乳は赤ちゃんにとって、もっとも自然な食べ物です。お母さんに抱っこされておっぱいを飲めば、空腹だけでなく心も満たされ、安心な気持ちになります。快適に妊娠中を過ごし、生まれてからすぐにおっぱいを飲ませることができれば、スムーズに母乳育児をスタートすることができるでしょう。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…アレルギーを防ぐには
子どもがアレルギー体質にならないようにするために、妊娠中の食生活で気を付けることは何ですか?(妊娠3ヶ月・)
ご家族のどなたかにアレルギーがありますか?
ご両親の体質は、赤ちゃんにも引き継がれますので、体質的にアレルギーがある場合、妊娠中に同じ食品を繰り返し食べたりすると、生まれた赤ちゃんがアレルギー症状を起こすことがあります。

予防的には、妊娠8ヶ月ぐらいから卵や牛乳、大豆などを控え目にした方が良いようです。

妊娠中も授乳中も、基本は和食です。今までの食生活でインスタント食品が多かったり、外食が多い場合は、妊娠初期から注意した方がよいでしょう。でも無理しすぎると長続きしませんので注意してくださいね。

上のお子さんにアレルギーがある場合は、主治医に相談してください。
助産師 原正子先生
妊娠中のスポーツ
体重を増やしたくないため、妊娠中も運動不足にならないように、何かスポーツをしたいのですが、どのようなスポーツが適していますか? (妊娠4ヶ月・キララさん)
今までどんな運動をしていましたか。
新しく始めるのなら、妊娠16週から体調と相談しながら始めましょう。軽い運動はストレス解消にもなりますよね。でも飛んだり跳ねたりの激しいスポーツや勝負を競うようなものは避けたほうがよいでしょう。

適しているのは水泳や散歩でしょうか。水泳は水のなかで浮力が働き楽に動けていいですね。でも始める前に必ず医師に相談してください。
散歩(ウォーキング)は、どこでもできますね。歩幅は広く、背筋を伸ばして、少し速足で。20~30分くらい、週3~4回歩きましょう。

妊娠経過に異常がなくても、決して無理はしません。
お腹の張り、出血、むくみ(妊娠中毒症)などがあるときは中止し、体を休めたり医師の診察を受けるようにしましょう。
気分転換に、まず散歩から始めましょう。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…必要な栄養
妊娠初期に不足しやすい栄養素は何ですか?また特に摂取すべき栄養素はありますか?どんな料理が効果的なのでしょうか?(妊娠2ヶ月・ドキンちゃん)
妊娠がわかり、お腹に赤ちゃんがいることが、ママのお食事を見直すきっかけになったのですね。

基本は3度の食事をしっかりとることにあります。
インスタント食品・調理済み食品の利用は少なくし、できるだけ手作りを心がけましょう。妊娠中の大切な栄養素と言えば、鉄分とカルシウムでしょうか。

鉄分といえばレバーが思い浮かぶかもしれませんが、魚の血合いの部分や、かつお、牛肉にも多く含まれています。野菜も色の濃いものだけでなく、濃淡取り混ぜて食べましょう。生野菜として食べるより、ゆでたり煮たりしたほうが、たくさんの量が食べられますね。汁の具に入れたりして食べるのもいいですよ。

カルシウムは乳製品・小魚・海藻・豆腐製品・緑黄色野菜に多いですね。でも、清涼飲料水やスナック菓子・インスタント麺などは、折角摂ったカルシウムの吸収を悪くしてしまうので控えましょう。

でも神経質にならないで、3食を規則正しく楽しんでとってくださいね。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…妊娠中の飲酒
職場の飲み会で、少しぐらいなら大丈夫と思い、お酒を少量飲んでしまいました。どのぐらいの量から胎児に影響するのでしょうか?
 妊娠中のアルコールは要注意!
 アルコールは胎盤をとおって赤ちゃんの血液に入ります。そのうえ赤ちゃんはアルコールを分解する能力が未発達なので、お母さんより強い影響を受けるのです。どれくらいの量なら影響するかは、個人差があるためなんともいえません。
 
 でも大量にお酒を飲むと、発育障害や知的障害などがある胎児性アルコール症候群になることもあります。
妊娠初期だけでなく、赤ちゃんの脳は後期にめざましく発達するのでその発達を阻害しないためにもやはり妊娠中のお酒はやめましょう。
 お酒を飲むと、おっぱいにもアルコールは出ますので赤ちゃんが酔っ払ってしまいます。
ですから授乳中もやめておきましょう。
お母さんには心地よいお酒であっても、赤ちゃんはマイナス面だけをもらうことになるのです。
やはり安全のため、妊娠中はお酒を飲まないようにしましよう。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…妊娠中に避けたほうがいい食べもの
妊娠中にとってはいけない食べものは、どんなものがありますか?(妊娠3ヶ月・小川さん)
 今、何が食べたいですか?つわりはどうですか?
 赤ちゃんのことを一番に考えるママになってきているのですね。
 でも、妊娠中だからといってあれもダメ、これもダメと神経質になることはありません。考えすぎて作るのが面倒になっては困りますよね。基本は和食!です。
 食べていけないもの・・・お酒でしょう。アルコールは赤ちゃんに発育障害や知的障害の影響を与えるといわれています。
 食べ物ではないけれどタバコも赤ちゃんへの影響は大きいものがあります。コーヒーなどに含まれるカフェインも飲みすぎると赤ちゃんを興奮させます。
 スナック菓子や清涼飲料水は、折角の栄養を吸収しにくくしたり、塩分・糖分・脂肪分を取りすぎたりします。
 アレルギー傾向の方は、予防的に妊娠8ヶ月からは卵・牛乳を控えめにしましょう。
 妊娠はこれまでの食生活を見直すチャンス!ととらえて、まずは三食をきっちり食べることから始めましょう。
助産師 原正子先生
妊娠中の食生活…つわりのときの食事
つわりがひどく、何も食べることが出来ません。お腹の赤ちゃんの発育に影響するでしょうか?(妊娠3ヶ月・ちあきさん)
 お母さんが何も食べられないので、赤ちゃんのことが心配なのですね。結論から言うと、食べられなくても何も心配はいりません。赤ちゃんは大丈夫です。

 妊娠の初期、赤ちゃんは育つためのたくさんの栄養を必要としません。低栄養状態でも赤ちゃんの成長に大きな影響はありません。ですから、つわりのつらい時期に無理やり食べなくてもいいのです。

 3ヶ月ということですので、もう少ししたら、つわりもおさまるのではないでしょうか。それからは、食べ過ぎに注意しましょうね。それから、「ひどいつわり」は我慢しすぎて無理をしないでください。病院で点滴などの治療を受けると、とても楽になります。今は栄養のことは考えずに、気分転換をはかってリラックスして過ごしましょう。赤ちゃんは順調にお腹の中で育っていますから安心してください。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…便秘の予防と解消
便秘を軽くする、あるいは予防するには、どんな食生活を送ったらいいでしょうか。 (妊娠7ヶ月・ゆっきーさん)
 妊娠中は、胎盤からでるホルモンにより腸の運動が弱まるため、便秘になりがちです。

予防が大切ですが、日常生活における注意としては…
・食物繊維と水分を十分に取ること
・朝食後に排便の習慣を付けること
・便意を我慢しない
・朝、冷たい水か牛乳をコップ一杯飲む
・規則的な生活を送る
などがあげられます。

 便秘予防としてよく知られている食品は、イモ類(味噌汁の具に入れてもいいですね)、コンニャク、昆布、寒天、トコロテン、豆類(おからも含みます)などですよね。

 さらに、水分を吸収する膨張し、便のかさを増やす食品としては、エビ、カニ、人参、キャベツ、ブロッコリー、切り干し大根、りんご、イチゴ、梨、イチジクなどがあります。野菜は生で食べるより、茹でたり煮たりしたほうが、多く摂れるでしょう。玄米もいいですよ。食べにくかったら、精白米と混ぜて炊いてもかまいません。
ヨーグルトなどの乳酸菌も上手に摂りましょう。

 忘れてはならないのは、食物繊維が腸内で膨らむために必要な水分です。水分が足りないと、逆に便秘を悪化させることにもなるので、十分な水分も一緒に摂りましょう。
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…サプリメントの取り方
仕事が忙しく、なかなかバランスの良い食生活を送ることができません。サプリメントで栄養補給したいのですが、何に気を付けたらいいのでしょうか。(妊娠5ヶ月・ナチュレさん)
 妊娠5ヶ月といえば、そろそろ胎動を感じるころですね。赤ちゃんは順調に育っていますか?お母さんは自分のお腹の中の赤ちゃんを確かなものとして感じられるようになり、ますます嬉しいですよね。同時に責任も強く感じでおられるのですね。だから「食事もバランスの良いものを!」と心がけていらっしゃるのでしょうね。
 食事の基本は「一日三食」。三度の食事にあります。朝・昼・晩としっかり食べていれば大丈夫なのですが、時間がなくて作れないときは、栄養バランスを一度の食事で考えるのではなく、一日単位で考えましょう。出来合いのお惣菜を利用するときでも、野菜たっぷりのお味噌汁だけは作って一緒に食べるようにするだけで、バランスも良くなります。
 サプリメントはあくまでも「プラスする」という位置づけを忘れないでね。体に良いといわれているサプリメントでも、過剰に取ると体に悪い場合もあります。
 健康の基本はきちんとした食事です。特に朝食を忘れないでね!
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…つわりの過ごし方
つわりが重く、思うように食事を取ることができません。最低限取るべき栄養は何ですか。また、効果的に栄養バランスの取れる食事にはどのようなものがありますか。(妊娠3ヶ月・たまごママさん)
 妊娠の喜びと一緒に、つわりがやってきたのでしょうか。つわりは妊婦の半数以上の人が体験するといわれていますが、ほとんどの人が12~16週で終わるようです。もう少し付き合うつもりで過ごしてください。
 つわりの時の食事は、栄養的なことは考えず「取りあえず食べられるものをチョコチョコ食べる」で良いでしょう。お母さんがあまり食事を取れないからといって、赤ちゃんの発育には影響はありません。ご安心を!
 むしろ心配なのは、つわりが終わってからの食事です。おいしく食事がいただけるのは結構なのですが、食欲にまかせてついつい食べ過ぎないようにしましょう。体重のコントロールが必要ですよ。
助産師 原正子先生
妊娠中の食生活…風邪のときの薬
風邪をひいた時に飲んでもいい薬はありますか?また、できるだけ薬に頼らず回復するためにはどんなものを食べたらいいでしょうか?  (妊娠4ヶ月・yuriさん他)
風邪に限らず、妊娠中は自己判断で薬を飲むのはやめましょう。
通院している産婦人科で症状を話して、薬を出してもらうのが安心です。また、内科に行くなら、必ず妊娠していることを告げましょう。薬の影響を心配して、何も飲まないと、かえって病気を長引かせることもあります。
お母さんが飲んだ薬の、赤ちゃんへの影響は、体の重要な部分ができてくる妊娠4週から15週目まで、注意が必要です。もし、その頃に飲んだ薬があるなら、主治医に相談してください。
どんな病気にも、安静・保温・栄養が大切です。体を温める作用のある根菜類をたくさん使った料理を食べるといいでしょう。そして体を温かくして、早く寝ることです。体に良いことをしようとして頑張りすぎないことです。体調がおかしいと思ったら、早めに体を休めることです。赤ちゃんにとってもその方がいいですよ。予防のための手洗い、うがいも忘れずにね!
助産師 原正子先生
妊娠中のからだと食生活…体重管理
妊娠7ヶ月ですが、食欲旺盛でつい食べ過ぎてしまいます。妊娠中の食生活はどんなことに気をつけたらよいでしょう?体重はどのくらい増えても大丈夫でしょうか?(妊娠7ヶ月)
 妊娠7ヶ月といえば安定期ですね。赤ちゃんは元気に動いていますか?つわりもなくなり、おいしく食事が食べられるのは嬉しいですね。でも、“食べすぎ・ダラダラ食べ”にはご注意を!生まれるころ、赤ちゃんの体重は約3,000g、胎盤は500g、羊水は500ml位です。それ以上に増えた体重は全てお母さんの体についてしまいます。お母さんの体重が増えすぎると、それだけ心臓にも負担がかかります。もちろん産道にも肉がつくので、赤ちゃんの通り道が狭くなり、お産に時間がかかるかもしれませんね。食べ過ぎて体重が増えすぎると、結果的に自分がたいへんになってしまいます。やはり、8kg・・・多くても10kg以内に収めるようにしましょう。
 妊娠中の食事は、和食を中心に三食しっかりと食べ、おやつはお楽しみ程度にしておきましょう。安定期なら、よく動くことも大事。近所を散歩したり、四つん這いになってお掃除するのもよい運動になります。気分がリフレッシュして、しかも体重コントロールにつながりますよ。
助産師 原正子先生
妊娠中の歯…口の中がねばねばするのはなぜ?
妊娠してから、口の中がいつもねばねばしたような感じがします。これは、何のせいですか。(妊娠3ヶ月・はるみさん)
個人差や妊娠の時期の差もありますが、一般的に妊娠中の唾液の分泌量が低下すると言われています。
そのために、口の中がねばねばするということが考えられます。

原因としては、妊娠中に多く分泌される女性ホルモンの影響と、妊娠による心理的な変化(不安や緊張等)があるということです。
唾液の分泌量の低下は、口の中を洗い流す効果の減少につながり、口臭や歯肉炎を助長することも考えられますので、大変な時期ではありますが歯磨きの習慣を忘れないようにしてくださいね。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…妊娠後期の歯の治療
もうすぐ臨月です。虫歯がひどく、歯医者に通院したいのですが、出産後まで待つほうがいいのでしょうか?(妊娠8ヶ月・ハルカさん)
妊産婦の方の歯科治療に適した時期は妊娠5〜7ヶ月の中期であると言われています。

初期は、つわりがあったり、流産のリスクもありますし、後期は、治療の際の楽な体位がとりにくく早産のリスクもゼロではありません。

ご質問を下さった方は妊娠8ヶ月ということですが、もし痛みがあるのであれば、時期に関わらず、それなりの治療をしておかないと整った体調での出産に臨めません。
かかりつけの歯科医師に相談され、その身体状況にあった治療を産婦人科医師と連絡を取合ってもらって治療してもらいましょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
虫歯ができました。妊娠中なので、薬を飲んだり、レントゲンを撮られたりするのはできるだけ避けたいのですが・・・。(妊娠3ヶ月)
歯科医院にかかられた場合、虫歯の状況を診査、診断するために歯のレントゲン写真を撮られることが多いのですが、基本的におなかに直接エックス線が当たることもありませんし、念のため、防護用のエプロンをして戴きますのでそんなに心配することはありません。そして、歯科治療に最も適している時期は、妊娠中期(5~7ヶ月)であると言われています。ただ、その方の体調等によっては治療法や、出すお薬を検討しなければならない場合もあります。できるだけ正確なご自身の妊娠月数や体調の情報を歯科医師に伝えて下さい。産婦人科の先生と相談することもありますので、その連絡先を伺うこともあるかもしれません。ご質問の妊娠3ヶ月ですと、診査、診断をさせて戴き、それによってはその日は応急処置に留め、妊娠中期に再度治療を再開することもあるかもしれません。しかし、その虫歯を放っておかず、かかりつけの歯科医院にまず相談されるほうが良いと思われます。より安心した治療を受けられる提案をきっとしてくれることでしょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…胎児の歯の形成
胎児の歯は、妊娠中に形成されるのでしょうか?それは妊娠何ヶ月頃ですか?(妊娠5ヶ月・メイさん)
人の歯の発生は胎生第7週(卵子が受精して50日目ぐらい)頃から始まるといわれています。
歯をつくるための素となる細胞の塊、歯胚ができてきます。

歯胚は次第に成長し、妊娠4〜5ヶ月頃には歯の大きさや形が決まり、その後石灰化して歯の硬さが増していくのです。

これらの時期に母体に大きな変化があると、赤ちゃんの歯の形成に影響を与えることがあります。おかあさんご自身の体調管理はここでも大切なことと言えるでしょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…妊娠中の歯痛
妊娠してから、たまに歯の痛みを感じることがあります。虫歯ではないと言われましたが、何が原因なのでしょうか?(妊娠3ヶ月・たまごちゃん)
妊娠中は肉体的にも精神的にもいろいろと負荷がかかりやすくなります。
以前の回答でも述べましたが、歯肉炎が起きやすくなり、歯肉からの出血、痛みはもちろん、歯がしみやすくなることもあります。

また、精神的なストレスから、歯ぎしりやくいしばり等があると、噛んだ際の痛みが出ることもあります。
生活習慣を安定させ、身体と心のストレスを減らせるようご家族といっしょに工夫してみて下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
妊娠中の歯肉炎を防ぐには
妊娠中は歯肉炎になりやすいと聞きました。防ぐために気を付けることは何ですか?  (妊娠3ヶ月・田中さん)
妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増えてきます。その影響として歯ぐきや口の中の粘膜の血管を拡張し、赤血球等の血液成分が組織に流れやすくなり、炎症性の変化を起こします。

それに加えて、つわりがあると歯磨きをするのがおっくうになったり、妊娠中は口の中を洗い流すだ液の量が減ったりして口の中の清潔状態が保ちにくくなり、歯ぐきの炎症を引き起こす細菌の量も増えてしまい、歯肉炎となります。

歯磨きに勝る歯肉炎の予防法はありません。しかし、つわりのつらさもわかります。生活習慣が狂いやすくなるこの時期、大変だとは思いますが、日常の生活習慣の中から歯磨きを省かないようにして下さい。

より確実に歯垢を歯磨きで除去することが、お口の中の細菌数を減らし、歯肉炎を起こしにくくします。かかりつけの歯科医院でしっかり歯垢を落とす歯磨きの仕方を教わっておきましょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…口臭が気になる
妊娠してから口臭がするような気がして、とても気になります。妊娠と関係があるのでしょうか?(妊娠4ヶ月・りんごさん)
つわりがあると歯磨きをするのがおっくうになったり、妊娠中は口の中を洗い流すだ液の量が減ったり(妊娠によるエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増加のため)して、口の中の清潔状態が保ちにくくなることが口臭を増加させることにつながります。

歯肉炎も起こりやすくなりますので、妊娠中のお口のケアは通常よりしっかり行うように心がけたいものですね。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…つわりの時の歯磨き
つわりがひどく、歯磨きが億劫です。他の方法でお口を清潔に保つ方法はないでしょうか?(妊娠3ケ月・あやあやさん)
 歯磨きに勝る口の清掃はありません。しかし、つわりのつらさもわかります。そこで、以下のポイントを参考に歯磨きをしてみてください。大変だとは思いますが、日常の生活習慣の中から歯磨きを省かないようにして下さい。

●つわりのあるときは体調のよい時間に。(起床時や食後のつらい時はさけて、お風呂でリラックスしている時でもいいですよ。)
●奥から前にかき出して磨きましょう。(奥の粘膜にあたると気持ち悪くなりやすいので、奥の歯に歯ブラシを当てるようにしてあとは前にかき出すように磨いて下さい。)
●奥につばがたまらないように磨きましょう。(のどの奥につばがたまると、その刺激で吐き気をもよおす場合もありますのでのどの奥に流れないよう、下を向いて磨いてみましょう。)
●臭いの強い歯磨き材を大量に使用しない。
●ヘッドの小さめの歯ブラシを使いましょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…歯ぐきの腫れ
妊娠してから、よく歯茎が腫れて痛いです。毎日きちんと歯磨きをしているのに、なぜ腫れるのでしょうか。(妊娠5ケ月・ケッピーさん)
 妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増えてきます。その影響として歯ぐきや口の中の粘膜の血管を拡張し、赤血球等の血液成分が組織に流れやすくなり、炎症性の変化を起こします。
それに加えて、つわりがあると歯磨きをするのがおっくうになったり、妊娠中は口の中を洗い流すだ液の量が減ったりして口の中の清潔状態が保ちにくくなり、歯ぐきの炎症を引き起こす細菌の量も増えてしまうことが原因といわれています。
 より確実に歯垢を歯磨きで除去することが、お口の中の細菌数を減らし、歯ぐきの炎症や腫れを起こしにくくします。かかりつけの歯科医院でしっかり歯垢を落とす歯磨きの仕方を教わっておきましょう。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…歯周病
妊娠中に歯周病にかかると、低体重児が生まれる可能性があるそうですが、関係あるのでしょうか。(妊娠6ケ月・ちいちゃんさん)
 おっしゃるとおり、早期低体重児出産と歯周病は関係があるらしいとの見解が、最近の研究から増えてきています。早期低体重児出産をした母親を調べてみると、飲酒や喫煙よりも歯周病との関連が深いらしいとの報告があります。

 また、歯周病の原因となる細菌が正常体重児を出産した母親の口の中より、早期低体重児出産をした母親の口の中からのほうが多く検出されています。歯ぐきの気になるおかあさん!かかりつけの歯科医院で歯周病のチェックと治療をしてもらい、安心して出産に臨めるようにしてくださいね。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…虫歯になりやすい
母親自身、よく虫歯になるのですが、虫歯になりやすい体質ってあるのでしょうか。また子どもに遺伝するのでしょうか。 (妊娠7ケ月・OLママさん)
 体質というのとはちょっと違うのですが、歯並びや歯の形で磨きにくいところがあると、そこはむし歯になりやすいと言えるでしょう。これに関しては遺伝の可能性はあります。あと、大事なのはお口の中を洗い流して、中性に保ってくれる唾液の量や性状がむし歯のなり易さの因子のひとつとなります。

 ですが、一番大切なのは生活習慣です。歯磨きの習慣はもちろん、食事や間食の回数、甘いものの一日の摂取量など、その家庭での習慣の結果がお子さんにも反映するのです。
 
 そして、おかあさんの口の中の細菌は、お子さんの口の中にうつるということが判ってきました。つまり、まずはおかあさんが、正しい生活習慣の基にしっかり歯磨きをして口の中を清潔にしておくことが大切なのです。

歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…顎関節症
あごの付け根がカクカクと鳴り、口を大きく開くとかすかな痛みがあります。妊娠中のストレスで顎関節症になったのでは、と言われました。放っておいて治りますか。(妊娠4ケ月・桜子さん)
 顎関節症は一般的には、顎関節部(耳の前あたり)や咀嚼筋(=そしゃくきん=頭や顔や首にある、噛む時に使う筋肉)に痛みがあったり、口が開かないなどの症状を示します。関連痛として後頭部や他の場所に痛みとして感じることもあります。 
 この原因としては、主に次の3つが考えられます。
1.あごの使い方が悪くて起こる。(悪い姿勢や悪習癖)
2.身体の不調やストレスがあごに影響を与え起こる。
3.口の中の問題が影響を与えて起こる。(噛み合わせなど)
 このことから考えると、肉体的にも精神的にも安定して、妊娠中のストレスが減ってくると症状が治まることも十分あると言えるでしょう。しかし、治まらない、あるいは治まってもすぐに再発するということであれば、他の原因が絡んでいることも少なくありません。そのような場合は、医師、歯科医師に相談して下さい。

歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…健康な歯のための食生活
妊娠中は胎児に栄養を取られ、母親の歯が弱くなると聞きました。虫歯や歯の病気にならないよう、食生活で気をつけることは何かありますか。(妊娠4ケ月・ひとさん)
 お腹の赤ちゃんに栄養を取られ、歯が弱くなると言うのは真実ではありません。
 妊娠中、特につわりがひどかったりすると、口の中に歯ブラシを入れることがつらくなり、歯磨きをしたくなくなります。ただでさえ、ホルモンのバランスが変化しやすい時期のため、歯ぐきが炎症を起こしやすいのに加えて口の中の清潔な状態が保てず、歯肉炎や、むし歯になってしまうのです。
 身体がだるかったり、食の嗜好が変わったりして、食習慣を含めた日常の生活習慣が乱れがちになるのも原因の一つと言えるでしょう。今の歯磨きや、食生活、生活のリズムをもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
歯科・小児歯科医 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…食生活で気を付けること
歯の健康な子が生まれてくるように、妊娠中から食生活に気をつけたいと思います。特に、どんな食事や栄養をとるようにしたらいいでしょうか。  (妊娠4ケ月・たまごさん他)
妊娠中のおかあさんの食事から体内に吸収された栄養素は、おなかのなかの赤ちゃんの歯の成長に関係し、乳歯の質に影響します。特に、歯の形成に必要な栄養素である良質なたんぱく質、カルシウムやビタミンA、C、Dが不足しないようにしましょう。また、カフェイン、アルコールの取りすぎにも注意してください。
それから、おかあさんの食習慣(甘味習慣)や歯みがきなどの生活習慣、甘味嗜好は、妊娠期から出産後の子育て期間へと続き、子どもへと伝承されやすいのです。つまり、むし歯の多い両親にむし歯の多い子が育ちやすいのは、歯の悪いところが遺伝するのではなく、むし歯をつくりやすい生活習慣が伝承されていく結果といえます。気をつけましょう。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
妊娠中の歯…妊娠中の治療
妊娠中と知らずに、歯医者さんで麻酔の注射をされました。胎児に何か影響があるでしょうか。(妊娠2ケ月)
 基本的に歯科用の局所麻酔薬は、注射をしたその局所で分解されてしまうために、おなかのあかちゃんへの影響を心配する必要はあまりありません。しかし、これは妊娠している人に限ったことではないのですが、局所麻酔薬でアレルギーを起こしたことがあったり、気分が悪くなったりしたことのある人は、治療前に歯科医師にそのことを伝えて下さい。
歯科・小児歯科 吉川浩郎先生
妊娠中のこころ・・・ママ友達と付き合い
なかなか赤ちゃんができず、諦めかけていたところで妊娠…。すごく嬉しい反面、自分の年齢を思うと、若いままたちと付き合っていけるか不安です。(4ヶ月・cocoさん)
今は妊娠中ということもあり、余計ブルーな気持ちになっているのかもしれませんね。

でも、私自身も、結構年齢を重ねてから母親になりましたが(笑)、その体験から言っても、そんなに心配しなくて大丈夫ですよ。“母親”という枠を取り払って考えても、若くてもしっかりした人もいれば、年齢は上でも妙に幼い人もいますよね。

それに、ママ同士の付き合いは、年齢ではなく“母親”という同じ土俵に立ってのものだと思います。もちろん、知っている情報や興味のあることなど、会話の中で世代の違いを感じることもありますが、それがママ同士という関係にそんなに影響することはありません。だた、あくまでも人と人の関わりなので、年齢を超えたところで、合う・合わないはあると思います。

いろいろな情報に惑わされて、ママ同士のグループに入って仲良くしなきゃいけないというおかしな使命感に縛られている方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。かえって、こういう思い込みが、ママ同士、更には子ども達まで巻き込んでのトラブルに発展したり、周囲に合わせすぎて自分を見失ってしまったり…なんていうことも多々あります。

“人は人、我は我、されど仲良き”“親しき仲にも礼儀あり”というように、程よい距離感を保つことを心がけてください。そんな中で、一生付き合っていけるようなママ友達ができたらラッキーですね!

マインドカウンセラー 大塚まり子先生
妊娠中のこころ・・・だるくて何もする気になれない。
妊娠してから体がだるくて、何もする気が起きません。ダラダラしている自分が嫌です。(妊娠4ヶ月・まあこさん)
ダラダラしている自分が嫌ということは、もともと活動的な方なのでしょうね。
特に、今は妊娠初期なので、だるさも余計に強いかもしれません。

妊娠すると、ホルモンバランスの変化で、体調は多かれ少なかれ変化します。安定期に入ると、心身ともに落ち着く人、出産までだるさの続く人など、個人差はありますが、妊娠期のみの期間限定のものだと割り切れるといいですよね。

あなたにとって、今の自分は不本意かもしれませんが、こんなのは嫌!と思っても、なくなるものではありません。この状態を気にすると、一層その部分がクローズアップされ、辛く感じます。妊娠中は仕方がないと受け止めると、ストレスは軽くなります。

妊娠って、こんなに不思議な変化があるんだ…と、生命の神秘を感じてみるといかがでしょう?少し視点を変えるだけで、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。
マインドカウンセラー 大塚まり子先生
妊娠中のこころ…立会い出産
夫に出産に立ち会ってほしいのに、夫は嫌だと言っています。何かいい方法はないでしょうか。(6ヶ月・アスカさん)
 新しい命の誕生の瞬間を一緒に迎えられたら嬉しいですね。初めての出産なら、心強くもあり、なおさらいて欲しいと思われることでしょう。

 ご主人はなぜ嫌だと言われるのでしょうか?ご主人の気持ちも考えましょうね。恐い、恥ずかしい、その他諸々、何か理由はあるはずです。男性心理と女性心理はやはり違いますよね。
あなたに一緒にいて欲しい理由があるのと同じように、ご主人にも立ち会いたくない理由はあって当然…。そこのところを相手の立場に立って考えることが大切です。

 これは、他の場面でも言えることです。特に親しい関係になればなるほど、自分の考えを相手に押し付けてしまうことが、知らず知らずのうちに増えてしまいがちです。そうならないように心がけることは、これからも家庭生活にはプラスの影響があるはずです。

 立会い出産については、初めは嫌がっていたけど、やはり立ち会ってみて感動したという経験者の話も耳にするので、近くにそういう方がいらっしゃったら、直接その方に話してもらってはいかがでしょう?実体験のある方の話には、心動かされるものです。

 そして、なぜ立ち会って欲しいのか、あなたの気持ちも素直に話しましょう。
それでもダメだったら、ご主人の気持ちを受け入れる懐の深さを、どうぞあなたが持ってあげてくださいね。

 ちなみに、うちの主人は、ドラマのように廊下で出産の時を待っているのに憧れていたようですが、看護士さんに促されるままに中に入ってしまい、結局立ち会うことになってしまったそうです。結果としては、良かったらしいですが…。
マインドカウンセラー 大塚まり子先生
妊娠中のこころ・・・つわりの過ごし方